日本人のスイスでの安楽心の選択「彼女は安楽死を選んだ」

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今日はある日本人の女性がスイスという異国の地で安楽死を希望したことについて考えてみましょう。

安楽死

去年、スイスに渡り、安楽死をスイス国で選んだ、日本人女性はニュースにもなった、安楽死は日本では尊厳死が同義語である。日本における安楽死は、尊厳死、終末期医療のことで、積極的安楽死「医師の介助による自死」は認められてないため、「自殺幇助」が認められているスイスに渡ったということです。

安楽死:人や動物に苦痛を与えず死にいたらしめる事で、終末期医療における「自殺幇助」である。安楽死推進団体に所属し、スイスで安楽死したオーストラリアの環境学、植物学者のデイビット・グッドールは「ふさわしい時に死を選ぶ自由」と定義している。

積極的安楽死と消極的安楽死の違い

積極的安楽死:

致死性の薬物の服用または投与により、死に至らしめる行為で、医療上の積極的安楽死の場合が患者本人の自発的医師に基づいて、自ら致死性の薬物を服用して死に至る行為、又は、要求に応じて、患者本人の自発的意思(意思表現能力を喪失する以前の自筆署名文書による事前意思表示も含む)に基づいて。他人(医師)が患者の延命治療を止めること。

消極的安楽死:

予防、救命、回復、維持のための治療を開始しない、または、開始しても後に中止することによって、人や動物を死に至らしめる行為で、医療上の消極的安楽死は、病気、障害を予防する方法、発症した病気、障害からの救命、回復する方法、生命を維持する方法、心身の昨日を維持する方法が確立されていて、その治療をすることが可能であっても、患者本人の明確な意思(意思表現能力を喪失する以前の自筆署名文書による事前意思表示も含む)に基づく要求に応じ、または、患者本人が事前意思表示なしに意思表示不可能な場合は、患者の親、子、配偶者などの最も親等が近い家族の明確な意思に基づく要求に応じ治療をしない、または、治療を開始した後に中止することにより。、結果として死に至らしめることである。※DNARはこれとは明確に分離して作成することが望まれる。

安楽死と尊厳死との違い

安楽死と尊厳死との違いは?

出典:日本尊厳死協会

なので、安楽死は日本ではできない?事になると思います。

日本の2つの有名な安楽死事件

名古屋安楽死事件:

本件に先立つ安楽死事件のリーディング・ケースが「名古屋安楽死事件」である。これは被告人が重病の父の苦痛を見かね、母が父に飲ませる牛乳に毒薬を混入して安楽死させた事案であるが、名古屋高等裁判所昭和37年12月22日判決が安楽死の要件(違法性阻却事由)として、

  1. 不治の病に冒され死期が目前に迫っていること
  2. 苦痛が見るに忍びない程度に甚だしいこと
  3. 専ら死苦の緩和の目的でなされたこと
  4. 病者の意識がなお明瞭であって意思を表明できる場合には、本人の真摯な嘱託又は承諾のあること
  5. 原則として医師の手によるべきだが医師により得ないと首肯するに足る特別の事情の認められること
  6. 方法が倫理的にも妥当なものであること

の6つの条件を示した。この基準は後の判決でも援用されることが多い。なお判決は5と6の要件を満たさない(違法性は阻却されない)として、被告人に嘱託殺人罪の成立を認めた。

なお、事案は日ごろ安楽死について意思表明していなかった患者が、病床の苦痛によって「殺してくれ」「早く楽にしてくれ」と叫んでいたというものであり、平時死を望んでいた事情がないからといって真摯な意思表明でないとはいえないとしている。ゆえに、4の要件が意思表明を確認できない場合(危篤時など)にどう位置づけるべきかは、以後の裁判例に委ねられた。

東海大学安楽死事件:

病院に入院していた末期がん症状の患者に塩化カリウムを投与して、患者を死に至らしめた事件。

出典:横浜地裁 判決

彼女が安楽死を選んだ理由

 脚本家の橋田壽賀子さん(93才)は、昨年刊行した著書『安楽死で死なせて下さい』(文春新書)で、「認知症になったら人に迷惑をかける前にスイスで安楽死したい」と主張した。安楽死を求める日本人が「スイス」という国名を口にするのには理由がある。安楽死を認める国のうち「外国人の受け入れ」を許可するのはスイスだけなのだ。実は、スイスのある団体の統計によれば、この3年間で3人の日本人が現地に渡って安楽死している。

2年の歳月をかけて世界6か国を訪問し、2017年12月に安楽死に関する取材をまとめた『安楽死を遂げるまで』(小学館)を発表したジャーナリストの宮下洋一さんはこう語る。

「厳密にいえば、スイスで認められているのは医師による『自殺幇助』です。希望者が提出した医療記録を自殺幇助団体が審査し、明確な意思を表現できる患者のみに対し、措置が下されます」

宮下さんは、スイスの自殺幇助団体「ライフサークル」の協力を得て、数々の外国人が「自死」する場面を現地で取材しているが、そのうちの1人が、イギリス人のサンドラ・エイバンスさん(当時68才)だ。

中枢神経を侵す難病「多発性硬化症」を患い、断続的に続く激痛に生きる希望を失ったサンドラさんは、2016年4月、安楽死を遂げるためスイスに渡った。心疾患のため飛行機に乗れない夫をイギリスに残してのひとり旅だった。

「異国で死を迎える前日の夕方、彼女は、『私の人生は今後、改善される見込みはありません。坂を滑り落ちるだけです』と“自死の動機”を語りました。ただし、『唯一の恐怖は、夫の将来です』とも口にして、彼女がいない世の中で夫が幸せになることを願っていました」(宮下さん)

翌朝、宮下さんは自殺幇助の現場に立ち会った。

スイスの自殺幇助は、患者が致死薬入りの点滴のストッパーを自ら解除する方法が一般的だ。点滴を左手首に刺したサンドラさんは、医師による最終診断を受けた。「このストッパーを外すと何が起こるかわかりますか」と尋ねられると、彼女は「Yes I will die(はい、私は死ぬのです)」と躊躇することなく答えた。

「その後、夫の写真1枚1枚にキスをしたサンドラさんが自らストッパーを解除すると、ほんの20秒ほどで彼女の全身の力がスーッと抜けて、あっという間に息を引き取りました。直前まで普通にしゃべっていたので、死の瞬間を目の当たりにして“本当に止めないでよかったのか”との自責の念にかられました」(宮下さん)

◆死の直前まで明るく振る舞う

膵臓がんを患ったスウェーデン人のヨーレル・ブンヌさん(当時68才)は2015年9月に余命半年と宣告され、夫とともにスイスを訪れた。

「死が予告されていた彼女は『なぜあと何か月も耐え難い痛みをがまんして生きる必要があるのか。私は無神論者で神や死後の世界は信じていません』と言い、『耐えられない痛みとともに、じわじわと死んで行くのが恐怖なのよ』とも訴えました」(宮下さん)

死の前日、宮下さんが取材時の写真や会話使用の誓約書にサインを求めると、彼女は冗談めかしてこう言った。

「明日はもう死んでいるから、サインできないわよ」

宮下さんが振り返る。

「その翌朝、ブンヌさんは旅立ちました。彼女の夫は深い喪失感に苛まれてしばらく苦しみましたが、その後再婚し、彼なりの幸福を見つけたようです」

宮下さんが出会った安楽死者は、みな、死の直前まで人としての尊厳を失わず、明るく振る舞った。死の当日に親族、知人を集めて盛大なパーティーを開いた人もいた。

日本では考えられない光景の連続に立ち会った宮下さんは何度も逡巡し、何が正しいのか見失うこともあった。

スイス最大の自殺幇助団体「ディグニタス」の公表資料によれば、同団体は2015年から2017年までの3年間で50か国645人の自殺を幇助した。

「日本人は2017年に25人、2016年に17人、2015年に15人がディグニタスに登録しています」(宮下さん)

この中の3人がすでに自殺幇助により死亡したと公表されている

出典:スイスでの安楽死

※これは個人的な意見です・・。安楽死は自殺です。痛みを消す方法はあるだろうと思います。自分の意思表示(コミニュケーション)ができる間に死を選ぶのは、命を捨てる行為だと思います。

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